箱根 文庫山(804m) 2014年2月1日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:55 駐車場−−10:58 沢−−11:07 支流に入る−−11:22 尾根に出る−−11:30 文庫山 11:32−−11:37 尾根を離れる−−11:54 駐車場

場所神奈川県足柄下郡箱根町
年月日2014年2月1日
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場甘酒茶屋付近の駐車場を利用
登山道の有無無し
籔の有無笹籔あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント甘酒茶屋に車を置いて文庫山北側の涸れ沢に入り崖が切れた最初の支流を遡上して尾根に乗り山頂を往復。沢は水は無く危険個所も無く笹が薄いので利用価値が高い。尾根上も笹藪だが獣道があって比較的歩きやすい。山頂は笹が切れて広場になっている




甘酒茶屋横の駐車場 道路を挟んで反対側の道に入る
すぐに砂利置場 振り返ると下二子山
文庫山の山並み。山頂はまだ見えない。崖の連続で取り付けない。
砂利置場から谷に下る 土砂に埋もれた小屋
沢に降りる。水は無く予想より細い 沢を遡上
ここから南の支流に入る 支流入口右側の崖、いい目印となる
支流を詰める 両側は笹で谷の中が一番笹が薄い
ここだけ滝っぽいが手掛かり多し 徐々に笹が濃くなってくる
谷が浅くなり笹が濃くなる 尾根直下。笹を漕ぐ
尾根に到着 尾根上も笹藪だが隙間が多く獣道あり
v
文庫山山頂


 文庫山とは珍しい名前の山。本に関係する謂れがあるのか不明だが箱根のお山なので火山性だろう。登山道は無く笹藪が予想され、谷筋を登る方がいいような。東西に延びる尾根の北側に谷があり、そこから南に派生する谷の等高線間隔は広いので危険性は少ないかもしれない。また、このルートは北側からアプローチするので日当たりのいい南斜面より笹が薄いことが期待できる。ただし、北側の谷で山頂付近は崖マークの連続で登れそうになく、崖マークが切れた付近の支流を遡ることにする。ただし、沢の水量が問題で渡渉不可能なほどだったら非常に困る。そんな場合の備えて車の中に長靴を入れっぱなしであるが、それで対応不能な深さだったら困るなぁ。

 駐車場所が問題であるが、甘酒茶屋の西側に駐車場があり使わせてもらう。ここは茶屋の客専用というわけでは無さそうで近くを散策する客も利用できるようだ。駐車場とは道を挟んだ反対側にチェーンが掛かった車道入口があり、ここを入ってみることに。

 車道はすぐに砂利置場に出ておしまい。この南側が沢のはずで藪に足を踏み入れると踏み抜いてしまった。ここは地面ではなく伐採した木の枝の捨て場のようだった。これを通過すると廃屋あり。中に大量の土砂が流入していて、沢の増水で埋まってしまったようだ。しかし今の沢は全く水の流れは無く、流れた跡も小川程度で普段から干上がっているように見える。ただし少し湿って石は滑りやすい。おまけに入口は藪っぽい。少し遡上すると沢らしくなって歩きやすくなるが水は無い。

 左手(南)の地形を見ながら進み、崖が切れて谷地形が奥まで続いているように見える個所で左に上がって支流に入る。この谷の入口は非常に分かりにくく、全く水が流れていない地形としか思えない。谷の入口はマクロな地形で判断するしかない。

 右岸の台地に這い上がり支流の谷に突入。幸い、崖はおしまいで谷の右手に崩れた個所がある以外は平凡な地形で危険性は感じられない。今まで同様に水が無い谷間を進む。周囲は笹で谷の真ん中が一番笹が薄くて歩きやすい。滝が出てこないか心配だったが、1か所だけ高さ2,3mの急な岩場が出てきたがでこぼこが多かったので問題なくクリアできた。ただし下りは滑らないよう注意が必要。水が無くても石の表面は湿って滑りやすい。

 やがて谷が分岐、直進と左方向で左の方が山頂に近い場所で尾根に出られそうだが、この先に崖が無いとは言えないのでこのまま本流を直進。どちらも笹の茂り具合は同等。遡上していくと徐々に谷は浅くなり谷筋も笹に覆われるようになり、やがて尾根上に出た。ここもこれまでと変わらぬ笹藪で、帰りに谷に下るポイントが分からなくなるので近くの木に目印を巻いた。

 尾根はなだらかで広く方向を失いやすい。おまけに笹と樹林で尾根の先の様子は全く見えない。方位磁石で東を確認、尾根を外していないか左右を確認しながら笹藪の中を進むと細いながら獣道登場、これがあると無いとでは笹のかき分けやすさが全く違う。

 獣道は概ね尾根上に付いているがたまに北側を巻く場面もある。尾根から離れすぎないよう注意して進むと大きな木の付近で笹が開けた広場のような場所に到着。ここまで緩やかな登りだったがここは水平、一応ピークのようだ。場所確認のためGPSを見ると残距離はほぼゼロ、ここが文庫山山頂だった。目印等は一切なし。ほとんど訪問者がいない証拠だ。そういえばここまで1つも目印は見なかった。小さな目立たないピークだし、藪に覆われて登山道は無いししょうがない。せっかくなのでテープを残して下山開始。

 下山は往路を辿る。滑りやすい谷の下りに注意しながら歩いて甘酒茶屋に到着した。

 

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