南ア北部 黒檜山  2003年10月25日

 

 

 黒檜山といえば赤城山最高峰の黒檜山が有名だが、同じ漢字を使う山が実は南アにもある。熊ノ平小屋の西に続く稜線上だ。標高は2540m、お山の大将下位に位置する。もちろん登山道など無く、一般登山の対象ではない。しかし例の如く武内さんだけは登っている堂々の「武内級」の山である。インターネットで検索しても登山記録は1件もヒットしない、マイナー中のマイナーな山である。登頂に成功できれば自慢してもいいだろう。

 私も山ランのお山の大将でこの山名を見たときに、いったいどこにある山なのか想像もつかなかった。調べてみると上記のような位置にあり、もし登るとすると熊ノ平小屋から稜線上を藪漕ぎが一番楽なルートかと想像した。しかし、熊ノ平まで入るのが一苦労だ。最短ルートは広河原→両俣小屋→三峰岳→熊ノ平だが、かなり無理をしてもようやく1日目で熊ノ平に入れるくらいであり、おそらく1泊2日で往復するのは無理であろう。3日あると確実に打ち落とせるが、普通のサラリーマンではおいそれと実行するわけにはいかない。

 そこで武内さんにどんなルートで登ったのか聞いてみたら想像しなかったルートで登っていたのだ。地図を見ると黒檜山西部の三峰川沿いに林道が走っており、その林道を通って熊沢北側にある道無き尾根を登ったのだそうだ。しかも、その尾根は藪が薄く歩きやすかったという。このルートなら熊ノ平経由と比較してアプローチが圧倒的に近いので日帰りが可能だろう。ただ、三峰川の渡渉が問題で、石づたいに飛ぶのは無理で靴を脱いでジャブジャブと渡るしかないとの武内談であった。だからあまり寒い時期は行けないし、だからといって暑い時期だと藪がうるさいので秋が一番だろう。春は雪解け水が冷たいし。こんな時には釣師が使っている腰まである長靴がよさそうだが、年に1回使うかどうかの頻度では購入して無駄になるだけだろう。

 しかし、ひょんなことから「ウェーダー」と呼ばれる、平たく言えば長靴のお化け、胴まである釣り用長靴を入手できた。これがあれば股下の水深があるという三峰川でも冷たい水に直接触れることはなく、楽に渡渉ができる。会社の隣の席の上司(同僚に近いが)が渓流釣りをしているので、巨大長靴のことを相談したら、10年前に使っていたが新調して使わなくなったウェーダーをくれるというので喜んで受け取った。水漏れするかもしれないと言ったが、裸足になって渡渉するのと比較すれば少しくらいの水漏れなんか何の問題もない。これで少しくらい水量が多くても渡渉できることが確定、少しは不安要素が減らせた。

 つい最近入手した折り畳み自転車もあるし、寒くならない内に挑戦することにした。問題は天気で、大きな沢の渡渉があるので、雨の直後は水量が増えて渡れない可能性もあるし、山の上では雪になって藪+半端な雪の最悪コンビの可能性もある。当日だけでなく実行日数日前から雨が降っていない時を狙わないといけない。

 そんな状況で週末を迎えたが、どうやらいい天気になりそうだった。ただ、南海上を台風が接近しつつあるのが心配の種で、天気予報では長野付近ではあまり影響がないようなことを言っているが、山の上ではそうはいかないだろう。心配の雨が一番気がかりだ。でも金曜日の予報でも土曜日はほぼ1日晴れのマークが並んでいたので決行することにした。

 いつものように前夜に全て準備を済ませ、会社の帰りがけに買い物を済ませて出発した。諏訪ICで国道152号線に乗り長谷村を目指す。いつもは通過する市ノ瀬で左に入ると広い舗装だが、やがて突如として道幅が狭くなり、やがて砂利道に変わる。橋を渡るとT字路で、左は田城高原、右が目的地の大曲方面だ。ダートであるがたくさんの車が通っているようで路面は悪くない。しばらく行くと再び右折、その後はゲートまで道なりだ。鹿がやたら多く、林道をうろついていた。車に慣れているのかなかなか逃げない鹿もいた。ようやくゲートに到着、先客はいない。ちょっと手前に駐車場入口の分岐があったが、道がかなり荒れていて心配だったのでゲートより戻ったカーブの駐車余地に車を止めた。これならUターン場所も確保できるので問題ないだろう。上空は星空で、酒を飲んで寝た。夜中に車がやってきたようだがよく分からなかった。

 翌朝、林道の自転車走行は真っ暗な中で暗いヘッドランプだけでは心配だったので明るくなってから動くことにしたのでAM5時に起床し、暖かいお吸い物をすすりながら朝食を取って6時前に出発した。もう充分明るくてライト無しでも路面のデコボコの判別がつくようになった。天気は薄曇り。残念ながら予報よりは悪いようだ。霜が降りて周囲は少し白い。自転車では体が温まらないだろうとTシャツに腕の保温用サポーターと腕カバーをし、シャツを着た。下は長ズボンのジャージだ。

 ゲートはバイクが入れないよう両端ともブロックされているので、自転車でも持ち上げてゲートを越えなくてはならない。こりゃモンキーの重さでは無理な芸当だな。自転車にまたがって走り出したが見た目ではわからないが僅かに上り坂になっているようでペダルが重い。最初は我慢してペダルを踏んだが、足の疲労は歩きとは比較にならないほどで、とうとうほとんど水平か下り以外は降りて自転車を押した。それでも既にかなり疲れてしまった。ペダルが重いと感じた時は押した方がいいようだ。

 途中、後から来た車の主と思われる釣り人がいた。むむ、密漁者だったのか。ほぼ日本全国、渓流釣りは9月いっぱいまでで、春になるまで禁漁なのである。よほど言ってやろうかとも思ったが声をかけなかった。水量は思ったよりも少なく、ここでも場所を選べば靴を脱がないで渡渉できそうだった。水深はせいぜい膝程度だろうか。もちろん地形によって水深、流れの速さは異なるが、浅いところだと石を選んで対岸に渡れそうだった。武内さんが登ったのも秋だった様な気がするが、その時よりも水量が少ないらしい。ラッキーだ。

 無人の塩見新道入口を通過、なおも林道を進む。水平になって自転車を漕いでいると早朝にもかかわらず後ろから軽ワゴン車がやってきた。この上の林道工事関係者で、ゲートの鍵を持っているのだ。いいよなぁ、楽できて。こっちは既に足に疲労がきているってのに。当然ながらどこに行くのか聞かれ黒檜山と答えたがたぶん知らないだろうな。どこに車を止めたか聞かれたのでカーブの所と答えたら、あそこは駐車禁止だと怒られた。え、だってゲート前は駐車禁止と書かれていたけど他は書かれてなかったぞ。それにちゃんとUターンできる場所も避けたし。まあ、確かに駐車場は別にあるようだが、あのガタガタ道では普通車で入れないのではないか。文句を言ってやろうかと思ったがここは堪えた。
 まだまだ林道は続き、結局は半分くらいは歩いただろう。それでも水平の場所や下りで自転車が使えたので時間は歩きより短縮できたが、最終的には疲労具合はとんでもなかった。自転車で使う筋肉と登りで使う筋肉は同じらしく、それこそ1山登り終わった様な疲労だった。おそらくラッセルの方が楽ではないだろうか。自転車は水平な場所と下り以外では押すのが正解なのだ。しかし、武内さんは良くも自転車で釜トンネルを登ったものだ。並みの脚力ではない。普通の人は時間がかかっても歩いた方が体力消耗は圧倒的に少ない。

 かなり疲れて熊沢出会に到着、その直前にさっき車で追い越しざまに怒られたオッサン(7K1FAT野田さんに似ていた)が下ってきた。同乗していた部下?を工事現場に置いた後、心配になって様子を見に来たのだという。黒檜山の場所を説明し、熊沢北側の尾根を登る予定だと目の前の絶壁を指さして話した。話してみるとなかなかいい人で、林道関係の工事をあちこちでやっていること、この付近の沢は釣りで入っていて熊沢も歩いたことがあること、そして40年前は山登りもやっていて、一時期山岳救助もやっていたとのことだった。それで心配してくれたわけだ。私の方もこんな山登りは手慣れたもので、今回のルートも既に登った人がいてその情報を元に計画を立案している旨説明した。さすがにジモティーでも登られないらしい。ただ、沢の高巻き等で周囲の尾根は登ったことがあるという。今回の尾根の場合、突端から取り付くよりも熊沢を少し遡ってからの方が傾斜が緩いところがあるので登りやすいだろうとのアドバイスまでもらった。

 熊沢出会近くの林道脇に造林小屋があり、その裏に自転車を隠すのが良かろうと言われ、ワイアー鍵をかた。これなら自転車をデポしてあるのは林道から見えない。私の計画ではここから登り3時間、下り2時間なので、休憩をひっくるめて遅くともPM3時には降りているはずなので、作業が終わって車が戻ってくる頃には自転車は無くなっているはずだ。帰りに自転車があるかどうか見てみるけど、気を付けて行ってこいと声をかけられて分かれた。

 さあ、三峰川の渡渉だ。藪をかき分けて河原に降りると水量、石の配置が微妙で登山靴を履いたまま石づたいに渡渉できそうでできない。でもこの水量なら上下数100mを捜せば渡れそうな気がするが、せっかくウェーダーがあるので使わないではない。水漏れ対策に裸足になってズボンの裾を巻くってウェーダーを履き、登山靴をぶら下げて水深が浅く水流が弱そうなところを渡った。底がフェルトで滑りにくいこともあって、時間にして10秒程度で難なく渡り終えた。水漏れ皆無で水の冷たさも感じることなく楽だった。やはり巨大長靴の威力は目を見張るものがある。年に数回しか使わないと思うが、これなら水が冷たい時期でも渡渉可能だ。ただし、ウェーダーは結構な重さがあるので今回の様に登り始める前に使うのならデポできるのでいいが、担ぎ上げるとなるとテントを持っていくのと同じくらいの覚悟がいる。

 オッサンに言われた様に熊沢を遡ってから尾根に取り付くか悩んだが、武内さんと同じルートで行くことにした。なお、熊沢の水量は細く、問題なく遡上できそうだった。地形図で崖マークの切れ目から登るのである。確かに熊沢側は崖の連続で登れそうにないので、僅かに三峰川上流方向に歩き、ガレの斜面を適当に登ることにする。すると驚いたことに熊沢を高巻きする様な明瞭な踏み跡があるではないか。これが釣り師用の道なのかもしれない。それとも獣道か? でも赤布があるので人間様の道だろう。もしかしたら尾根へ登る道がないかと期待したが、踏み跡は微小尾根で消えていた。よし、ここから上によじ登るか。

 ここの登りは急斜面で、行きはよいよい帰りは怖い状態だ。岩も混じっていてルートを間違えると岩に突き当たって登れない可能性もある。直登では岩に突き当たりそうなので右手に巻くことにし、僅かに傾斜が緩んだところで右に移る。そして直登だがこれまた傾斜がきつい。木が生えていて手がかりが得られるルートを選んで強引に登っていく。やっと傾斜が緩むと尾根らしくなり、色が抜けかけた赤布も見られた。武内さんの他にも同じことを考える人がいるらしい。下りのことを考えて頻繁に目印を付ける。気温が低くてあまり汗は出ないが、急な登りで体温が上昇し上はTシャツ1枚の出で立ちに変わった。寒くなると腕カバーをすればいいのでシャツを着たり脱いだりするのと違って歩きながらできるのがうれしい。指先は冷たいので手袋をしたままだ。

 尾根ははっきりしているが、それは登りだから感じるだけかもしれず、下りでは迷うかもしれないので、傾斜が緩む手前では特に目印の密度を上げる。1カ所、左手の斜面が崩壊した場所があって、小瀬戸山の稜線が広がっていた。中白根沢の頭から見えていた林道が、小瀬戸山よりずっと南の方にうねっている。これを利用すれば小瀬戸山、丸山に行けるかな。それとも西側から適当な尾根を登った方がいいかなぁ。

 地形がはっきりしているため、地図を見ないで歩いていたのでチェックポイントとなる各ピーク通過時間は分からなかった。GPSにあちこちの位置を入れたが素直に歩けばいいだけでGPSの出番さえ無かったのが実情だった。武内情報通り、ほとんどはシラビソ樹林で下草も灌木もなく、何となく鹿道がある尾根が続いている。たまにツガの幼木や石楠花の藪があるがもがくほどではなく、鬱陶しいがガサゴソ藪を漕いで通過する。すると再び歩きやすい樹林になるという繰り返しだ。ちょっとした岩が出てくるが木の根に掴まりながらよじ登れるため危険はなかった。樹林の隙間から白い槍穂が見られる場所もあったが、ほとんどは視界のない尾根である。鹿のもの悲しげな長い鳴き声が響く。

 標高2230m肩(微小鞍部)で休憩、ここは樹林が開けて日当たりが良く、これから登る最後の急登の尾根が見える。北側の視界もあって休憩にはいいだろう。ここで初めてGPSを出して標高を確認した。軽く腹ごしらえをして出発だ。残り標高差300m、1時間はかからないはずだ。

 急な斜面をぐんぐん登り、山頂直下の痩せて岩っぽい尾根になっても忠実に尾根を辿った。岩に突き当たって進めなくなるかとヒヤヒヤしたが、問題なく歩けた。ここが終わるといよいよ最後の登りで、地形図通りに尾根がはっきりしなくなって斜面になるので目印を多めに付ける。帰りは要注意だ。傾斜が緩くなるとひょっこりと山頂に飛び出した。自転車は疲れたが、山歩きそのものはあまり疲れないうちに着いてしまって拍子抜けだ。

 山頂は予想通りシラビソに囲まれて視界はないが、山頂近辺は木が生えていないので頭上だけは開けている。テントを張るには良さそうな場所だ。赤布がぶら下がっているが、唯一の山頂標識であるKUMOを忘れてはいけない。まだ真新しく見える逸品だ。黒檜山は年間何人くらいが登るのか知らないが、たぶん10人もいないだろう。おそらく、長らくこのKUMOは「駆除」されることなく生き残るであろう。まことに黒檜山にはKUMOが似合う。できれば上千枚山と伊谷山にもKUMOが欲しかったが。

 さあ、せっかく担ぎ上げたピコ6だ、活躍してもらおう。その前に144,430で声を出すのを忘れない。サブをワッチしても静かなのでメインで声を出すが応答無し。名古屋まで飛ばないかなと石川さんを呼んでみたが応答はなかった。名古屋がダメなくらいだから大阪まで飛ぶはずもないか。430メインを付けっぱなしにして6mをワッチすると期待に違わずJP2NJS/3甲賀郡東雨乞岳が強い。1エリアは白峰三山が壁になるが西側は抜ける。それに吉原さんは山の上だから強い。あちらからは恵那山、中ア、北アルプスが見えているという。天気は快晴、暖かいを通り越してちょっと暑いくらいとか。あっちは台風の影響がほとんど無いらしい。こちらは曇りだが雨の心配があるような曇りではないのが幸いだ。ま、どのみち樹林で日差しは遮られてしまうので晴れていても寒いかな。気温はおそらく1桁だろう。久々のQSOで、長話してしまった。その途中で奥積さんが嗅ぎつけ、250に上がって無事QSOできた。3000m峰を電波が越えていったのだ。奥積さんとQSOできれば言うことはない。どうやら大和さんはリハビリで奥武蔵の低山巡りらしい。でもここからじゃ聞こえないだろうなぁ。

 おそらく史上初めての黒檜山での6mQRV & 最後の運用を終えた。たぶんこの山から電波が出たのは武内さんと私の電波だけだろう。一体何年後に次の電波が出るだろうか。山ランメンバーでこんな所に登りそうな物好きは誰だろうか? 筆頭はDJFかなぁ。DJFなら塩見新道を登って塩見岳から仙塩尾根に入り、熊ノ平小屋から尾根を伝わって黒檜山に至り、今回の尾根を下ってゲートに戻るというループが可能だろう。仙塩尾根の塩見岳から三峰岳間は縦走でないと登りにくい山だが、このルートならループが組める。熊ノ平〜黒檜山間が藪だとしても下りならマシだろう。この感じならたぶん藪が薄いシラビソ樹林が続いていると思う。

 2度と来ることはない山頂を後にして下山した。登りに付けてきた目印のおかげで地図を見ることもなくすんなりと下れた。ただ、最後の三峰川に下るところでルートをミスった。目印の数が足りなかった。下りだと猛烈な傾斜なので、傾斜が緩い左手に自然と足が向いてしまう。小さな沢と樹林の境界を慎重に下る。そのまま熊沢まで下ってしまおうかと思ったが、行きに通った高巻き道の続きと思われる巻道に出くわしたので辿ったが、木のない急斜面をトラバースするので、小動物なら問題ないが人間サイズではかなり怖い。それこそピッケルが欲しいところだ。おっかなびっくりで乗り切り、往路で斜面に取り付いた、巻道終点に飛び出した。この先はしっかりした道なので問題ない。この道はどこに降りるのだろうと下っていったが、徐々に薄くなって河原に出る前に消えてしまい、適当に歩きやすい所を選んで河原に出た。

 デポしたウェーダーや着替えはそのまま残っていて、水漏れの心配がないので登山靴だけ脱いで靴下をはいたままウェーダーを履いて三峰川をジャブジャブ渡り、対岸の林道にはい上がって造林小屋で着替えた。自転車は無事裏に置いたままだった。最後の食事をする。

 もうこの先は自転車だけだ。下りなのでほとんどペダルを踏む必要もなく、鼻歌交じりで帰れるだろう。数カ所上り坂があったが勢いを付けてギアを軽くして乗り切った。何故か林道にはザックを背負ってカメラを持った人が何人もいたが、まさか山登りではないよなぁ。こんなところまでゲートから歩くとなると2時間はかかるのではないか。紅葉の撮影のためにそこまでやるのかな? 全部で7,8人いたと思う。

 意外と速度が出るのでブレーキを頻繁に使って減速しながら順調に下ったが、塩見新道を通過して少しの地点で異常事態発生、後輪がパンクしたのだ。それも一瞬にして空気が抜ける重傷で、後輪を見るとなんと図太い金属棒が刺さっていた。こんなのが刺さるということは上を向いて林道に落ちていたのだろうか。先端は丸くてとても刺さりそうにないのだが・・・・。せっかくいい調子で下ってきたのにここから歩きだ。あ〜あ、自転車にはこんな落とし穴があるのか。なお、家に帰ってすぐにパンク修理をしたが、チューブの裏面にまで達する穴で、しかも刺さってからタイアが何回転かした時に付近を傷つけ、4カ所もの大穴が開いていた。それが目視だけでわかるほどの大きさだった。普通のパンクは目で見て分かる大きさの穴ではないので、水の中にチューブを潜らせて気泡で穴を見つけるのだが、今回の穴は全数目で見ただけで分かってしまった。こんなのは初めてだ。使用2回目にして重傷を負うとは。

 ゲートは自転車を担いで通過、車に戻った。明日は自転車は使わない予定なのでパンクしたままでもいいか。自転車を積み込んで着替えて下界に向けて出発だ。あのガタガタ道を乗り越えて下の駐車場に入っている車が数台あったので、見た目よりも取付道は大丈夫らしい。まあ、俺が見たのは夜間だからよけい不安を感じたのかもしれない。

 明日は田城高原から地蔵尾根の予定だが、林道の様子が不明だし、台風の影響が読めないのでまずは下界に降りて風呂&買い物をし、天気予報を聞いて実行するかどうか決めることにした。林道途中には紅葉見物の車があちこちに止まって三脚にカメラを構えていた。その手の人には有名どころなのだろうか? 対向車もやってくるので注意が必要だ。スーパーは高遠まで行かないと無いので、ついでに入浴は高遠の桜の湯にする。何回も入っているので勝手知ったる温泉だ。露天風呂もあるがこの時期の屋外は寒すぎる。高遠市街地南部に大型スーパーがあり飯を調達した。時間帯が悪く詳しい天気予報はやっていなかったが、長野南部の予報は晴れであったので予定通り田城高原に向かった。


5:57大曲ゲート−6:20塩見新道入口−7:06取水堰−7:10熊沢出会(小屋)着−7:19熊沢出会発−7:23三峰川着−7:36三峰川発−7:45踏み跡−7:48斜面に取付く−8:11尾根に乗る−9:29北側の視界が開ける−9:36岩場−9:42休憩(2240m)−9:55出発−10:39黒檜山着−11:33黒檜山発−11:55休憩場所−13:03踏み跡に出る−13:13三峰川着−13:21三峰川発−13:26小屋着−13:38小屋発−14:00塩見新道入口−14:05パンクする−14:10巫女淵の延命水−14:18滝−14:29ゲート

 

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