栃木南部 大倉山,中山,岩舟山

群馬南部 荒神山

栃木中部 勝雲山,石裂山,茂呂山

 

 2月に入って後藤さんとの合同移動の日がやってきた。ここのところ、週末は引っ越し準備で全く山に行っていないので体力の衰えは隠せそうになく、先月同様低山巡りとした。今回の行き先は栃木県南部で、登り残した山を片づけに行った。

大倉山 455m (栃木県上都賀郡粟野町/西方町)

大倉山 位置 林道から見た大倉山南ピーク 大倉山山頂

 

 隣の谷倉山はずいぶん昔に登っているが、お隣の大倉山は登ったことがなかった。ガイドブックにない山なので、地形図を頼りに適当に登ることにし、南から北上する谷に沿って細い林道を車で入れる所まで入ってから歩こうと考えた。林道は荒れて後藤さんの車での進入は無理で、水田脇に駐車して仮眠した。

 翌朝、続きの林道を歩くがすぐに終点で、左手の高みを目指して藪をかき分けると別の林道が出現、どうもこっちが本物のようだった。数年前に伐採作業を行ったようで右手の斜面は高い木はなく、細い雑木が生え放題の藪だ。林道を詰め、終点からは適当に斜面をよじ登る。何となく踏跡があるようなないようなだが、こっちは植林帯の中を登るので藪は無かった。尾根に出るとしっかりとした踏跡があり、それを辿って高度を上げる。やがて傾斜がなくなり祠が現れるがGPSによると正確な山頂ではなく、北側に入った所に山頂標識があった。山頂は樹林に覆われアンテナが上がらないので南側の伐採地で運用。日差しがあって暖かく昼寝適地であった。私が担いできた2エレを使って後藤さんがまじめに運用するもあまり呼ばれず。JA7TKH大和さんが奥多摩の倉戸山から出ていた。

中山 143m (栃木県下都賀郡大平町)

中山 位置 東尾根末端の踏跡 中山山頂

 

 次は両毛線大平下駅の小さな裏山を狙った。大和さんは登山口が分からなくて登れなかったと言っていたが、そもそもこんな小さな山に登山道は無いような気がする。山頂まで最接近できる車道は山頂から東に延びる尾根末端にあるので狭い路地を走って現場に到着、全く別の遊歩道入口の案内があり駐車余地もあったので後藤さんに待っていてもらう。幸い、尾根上には踏跡があり、松食い虫対策に伐採作業を行っている様子であった。山頂には意外にも手製の山頂標識があり、こんなどうでもいい山に登る物好きが他にいるのかと感心してしまう。6mの移動局を捕まえて交信した。

岩舟山 173m (下都賀郡岩舟町)

岩舟山 位置 岩舟山山頂 なぜかコンクリートに埋もれた三角点

 

 両毛線岩舟駅の裏山であり、その昔ここから大平山まで縦走したことがあるが無線は運用したことがないので再訪することにした。採石の山で周囲は切り崩されて断崖絶壁に囲まれているが、山頂にはお寺があるため消滅には至っていない。ただし、大平山方面への縦走路は寸断されてしまったらしい。山頂直下まで車で入れるので細くて急な道を車で入る。なかなか立派なお寺が建っており広い駐車場があるので車を置いても大丈夫だった。
 後藤さんを置いて私のみ無線機を持って山頂を目指す。山頂と言っても昔の最高地点は削り取られて無くなってしまったようで、今では絶壁上が山頂だった。なぜかコンクリートに埋もれた三角点がある。奥積さんを引っかけるべくCQを出したら無事引っかかった。


荒神山 218m (群馬県新田郡笠懸町)

荒神山 位置 荒神山登山口 荒神山山頂

 

 笠懸町にはいくつか低山があるが、荒神山は最後の登り残しの山である。まあ、この付近の山は山というより丘と言った方がよい。山頂西側にある笠懸東小の南から遊歩道があった。山頂は伐採されて広いが周囲は樹林帯で見晴らしはない。2エレでやったが午後の遅い時間帯なのであまり応答はなかった。

 ここで本日の運用終了、大間々で買い物をし、群馬県勢多郡黒保根村の水沼温泉センター(\500)で汗を流し、足尾を抜けて粕尾峠へ。北斜面なので標高が上がると残雪が出てきてスタッドレスで正解だった。気温が高くてグチャグチャだったが。勝雲山直下で深いグチャグチャの雪道で前進できず、その昔「迎撃」でよく使った駐車余地で寝た。

勝雲山 1322m (上都賀郡足尾町)

勝雲山 位置 勝雲山山頂 横根高原から見た皇海山、袈裟丸山

 

 勝雲山は車道のすぐ脇にあり、無雪期ならものの5分とかからないであろうが、状態に悪い雪が路面を覆った今では車道を歩いて登るしかない。朝6時過ぎに私だけザックを背負って凍った雪道と化した車道を歩く。よく締まって潜らないが、車道を外れて踏跡に入るとズボズボ潜り疲れた! 積雪は脛くらいまでまだら模様にあった。山頂は何かのテレメータがあり小さな標識があった。時間が早すぎて相手がいないので後藤さんとのみQSO。

石裂山(オザクサン) 879m (鹿沼市/上都賀郡粟野町)

石裂山 ルート 林道から登山道に変わる
石裂山山頂 石裂山山頂から見た奥日光の山

 

 粕尾峠から南に下ると今までの雪道がウソのように雪が消えていた。南斜面の効果は大きいようだ。石裂山への道は谷1つ北側になるので林道を使って乗り移る。通行止め情報があったが目的地より先の林道が通行止めであり無事通過できた。加蘇山神社横の砂利道が登山口で、車で入れるところまで入って歩く。歩き始めてすぐに登山道に変わって急斜面をグングン登り、ちょっとした岩稜帯をよじ登れて変化を楽しめるルートだ。主稜線に出るとまじめな登山道があり、今登ってきたルートは「落石のため下山禁止」と書かれていた・・・・。でも、そんなに危険とは感じなかったが。何の変哲もない登山道よりも面白かった。反対側の鹿沼側から登る道には鎖場があったと思うが、どっちが面白いだろうか。

 ひと登りで狭い山頂。何とか2エレは上がるがポールの支えに使える適度な立木等がないのでステーが必要だが、一人で張るのは難しいので後藤さん到着までは木に斜めに立てかけたまま運用した。JP2NJS/2四日市市が聞こえていたのでコールすると、5Wにこんなアンテナでもどうにか届いた。後藤さんが到着してからステーを張って本格運用開始、最初はポツポツしか呼ばれなかったが後半はいいペースで呼ばれた。鹿沼市もいつの間にか株価が上がったようで、1stですという声やAMのリクエストもあった。

毛呂山193m (鹿沼市)

茂呂山 位置 茂呂山山頂

 

 帰りがけの駄賃に立ち寄ることにする。鹿沼IC近くの県道脇にあり、東側からアプローチすると遊歩道入口があった。山頂は巨大な木製展望台があって無人だったので、てっぺんにDPを張って運用した。

 

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