茨城北部 高崎山 2007年2月25日

 


 茨城県の山であるが群馬県高崎市の名前が付いている。男体山北東側にある男体山への最短コース入口に向かう途中に持方集落があるが、その手前の常陸太田市/大子町境界の峠から南東に登ったところにあるピークで、登山道は無いが常識的にはその峠から稜線伝いに歩くのがいだろう。

峠の駐車スペース(白木山登山口がある) 斜面に上がる踏跡入口

 

 前夜は峠で車中泊し、朝飯を食って出発する。朝は冷えるとの予報だったが、車内は−5℃まで下がりガラスの露はカチカチに凍結、ペットボトルも床に置いたものは半分くらい凍っていた。東京の最低気温が+0.2度だったから今シーズン一番冷えた朝だった。

尾根に上がる ピーク付近は杉の植林帯

 

 峠はコンクリート吹き付けの法面なので僅かに南に下がったところから斜面に取り付こうとすると、みんな考えることは同じようで僅かに踏跡が付いていた。藪はなくどこでも登れるような斜面で、このまま山頂まで続いているかな。尾根に上がると杉の植林帯で冷たい北風が今日も吹いている。予報では今日は気温は低いが風が収まると言っていたが、それは日中の話だろうか。温度計を見ると標高1000mにも満たないのになんと-9℃とかなり冷えている。この温度は以前年末年始に南ア深南部の鎌薙ノ頭で吹雪にあったときの気温で、風もこれだけ強いから体感的には同じような温度だろう。足の指が冷えて痛かった。

自然林の尾根に変わる 笹の中に踏跡が続く

 

 5万図で見ると最初のピークが山頂のように見えたので、杉林を登りきったピークで三角点が無いか探したが発見できず、周囲の尾根上も探したが見当たらなかった。すぐ近くなのでGPSに山頂の位置を登録してこなかったので山頂がどこなのか確認する術が無かったが、三角点マニアのMさんが三角点の位置をGPSに入れておいたのでそちらのGPSを見ると南東に300mほど行ったところと出た。細かいピークが並んでいて落葉広葉樹林の尾根を進んでいく。やがて笹も混じるようになったがはっきりした踏跡があり藪漕ぎの必要はなく進むことができた。そこそこ歩く人がいる証拠だろう。

高崎山山頂。背後は白木山 高崎山山頂から見た男体山

 

 最後の一登りで少し上空が開けた高崎山山頂に飛び出した。三角点とともに複数の山頂標識があり、間違いなく山頂であった。

山頂標識には久しぶりのSHCカワスミ(詳細を記憶していなくても見たら何となくそれと分かる)に、水戸ALPなる初めて見るものも。

地形図で見たよりもずいぶん遠かったが、私の見間違えだろうか。帰ってからネットで調べたが間違いなく三角点があるピークが山頂だった。周囲は雑木に囲まれて展望に乏しいが落葉している期間のみ隙間を通して見ることはできる。一眼レフを担いできたがとても使えるような場面はなかった。

 

 

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