奥武蔵 日和田山、高指山 2009年2月1日


 日和田山はロッククライミングのトレーニングゲレンデとして有名であるが、私は岩はもちろん山の方にも行ったことがないのでどんな山なのか全く知らない。でもおそらくは谷川岳のように一般登山道は危ないところは無くて、登山道とは別に岩トレ専用の場所があるのだろう。山頂北側すぐ近くまで車道が伸びているので、路面が凍結していなければそこから往復するのが一番楽だろう。

 土曜日は冬なのに大雨で山はお休みで、日曜日に日帰り山行とするため近場の奥武蔵へと向かった。今回は圏央道の入間や日高が最寄だが距離が近いので高速は使わず一般道を走行、さすがに朝は空いていてスイスイだが帰りはどうなるであろうか。青梅街道→国道16号→県道15号と走って高麗神社を目指し、集落でそれらしき道を左に入って進むと無事林道に突入、まず物見山に登ろうかと思ったらなんと林道分岐でゲートが閉まっており(1月中旬から9月いっぱいまで)一般車は進入できなかった。

電波中継所への車道

立派な遊歩道が続く

 そこで先に日和田山に登ってから稜線を物見山まで往復することにして林道を上がり、電波中継所への細い林道に入りどん詰まり手前の駐車場で車を降りた。カーブの手前で右に登山道というか遊歩道?の分岐があり、太い道が下っている。日和田山はここから同じような標高の高さのピークなので大きなアップダウンはないはずだ。

 よく踏まれた道は廃林道のような太さで、どうも本当に以前は林道だったようで轍の部分が深くえぐれた場所もあった。あまりにも良く踏まれて表土が流れ去り、ツルツルの赤土がむき出しになっていて、靴底が磨り減った登山靴では滑りやすい。おまけに昨日の大雨で地面は湿っていてさらに滑りやすい。

遊歩道を離れて尾根上を歩く

日和田山山頂直下

 軽く下って太い尾根の最低鞍部を通過、遊歩道を登りにかかると右に巻き始めるが、もしかしたら山頂を巻いてしまうのではと心配になり、尾根上の踏跡に乗る。このレベルだと踏跡というより登山道だが。

日和田山山頂

日和田山から見た筑波山

 最後の登りも遊歩道は右を巻いているのでそのまままっすぐ斜面を登り、平坦な山頂に出た。山頂には大きな石塔と三角点があり、東から南の樹林が無くて展望が得られた。筑波山はよく見えているが残念ながら日光方面は樹林が邪魔で見ることはできなかった。

高指山の電波塔跡。既にアンテナは乗っていない フェンス脇を登る
フェンスの中が最高点 電波塔付近から見た富士山と大岳山

 帰りも同じルートで戻り、山名辞典に記載されているかも知れないので高指山に向かった。案内標識の向きからして電波塔跡があるピークのようで、舗装道路にかかった車止めの鎖を越えて鉄塔直下から左に巻く踏跡に入る。ちょっと籔っぽい所もあったが裏手に回り最高点を探したが廃墟のフェンスの内側だった。まあ大した標高差ではないのでフェンス際を山頂としてもよかろう。

 舗装道路に戻ると展望が開け、富士山や奥多摩方面の山々がよく見えていた。


所要時間  遊歩道入口(駐車場)−0:13−日和田山−0:11−遊歩道入口−0:03−高指山−0:02−遊歩道入口

 

 

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