東吾妻町(群馬) 597.6m三角点峰(597.6m) 2020年11月23日日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:48 林道入口−−6:08 林道を離れる−−6:23 597.6m三角点峰−−6:31 590m峰(送電線巡視路合流)−−6:41 林道−−6:49 林道入口

場所群馬県吾妻郡東吾妻町
年月日2020年11月23日 日帰り
天候
山行種類藪山山
交通手段マイカー
駐車場林道入口に駐車余地あり
登山道の有無590m峰までは送電線巡視路あり。590m峰〜三角点峰〜林道間は道無し
籔の有無林道の送電線巡視路以降は廃林道化し草藪。三角点峰山頂付近はやや灌木がウザい
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメントどこからか拾ってきたデータでは観音山は今回登った597.6m三角点峰だが、帰宅後に日本山名事典を調べたら南側の540m峰だった(涙) 早いうちに本物の観音山に登り直す予定




林道路側に駐車 目的の林道入口。車止めあり
地形図の林道終点より先で尾根に取り付いたが1本間違えた 尾根は藪は無く快適に登る
597.6m三角点峰 石仏あり
三角点 西の590m峰を目指す。山頂付近のみ灌木藪
僅かに下れば藪は消えて尾根が明瞭化 590m峰直下
590m峰峰の送電鉄塔 地形図に記載されていない送電線が並行してもう一本ある
送電鉄塔以降は巡視路を歩く 610m峰は東を巻いている
610m峰の真東付近の標識 標高560m付近の送電鉄塔
廃林道直前 廃林道に出たところは広場状
廃林道を下る 林道入口到着


・私は通常はPCでの地図の閲覧には「カシミール」というフリーソフトを使っている。インターネット経由で国土地理院から最新版の地形図をダウンロード可能だし、いろいろと範囲を替えて印刷できたりして便利だからである。昔の書籍に付属していたCDの地図データもあるのでオフラインでの地図の閲覧も可能。さらには山頂等の位置と名前をデータとして地図上に表示可能で、私の場合は自分で入力したデータとネットで拾ってきたデータを統合して表示している。ネットのデータは日本山名事典記載の山が多数含まれていてとても便利で重宝している。

・今回の観音山はそのネットで拾ってきたデータに含まれていた山である。これまでの例ではこのデータと日山名事典のデータが異なっていたことがないので、今回もPCデータの表示を信用し597.6m三角点峰を観音山だと思っていた。よって地形図もその周辺を印刷し、三角点の緯度経度も地図に書き込んで準備完了。

・地形図を見ると西側から延びる林道が山頂への最短ルートのようだ。普通車で入れるかはいつもと同じように不明で現場で確認するしかない。

・林道起点である540m鞍部へは北側からアプローチ。意外にも舗装された林道であった。目的の林道入口は車止めがあったが、どうせ歩いても大した距離ではないので素直に入口に駐車して歩き出した。なお、車止めのチェーンは施錠されていなかった。まだ周囲は真っ暗でライトを点灯している。林道歩きなので見える範囲が狭くても問題なし。

・最初はいい道だったが最初の大きなカーブで資材置場のような広場が登場すると、それより先は草がだいぶ目立つようになり明らかに車がほとんど入っていない状況だ。もちろん歩く分には問題なし。

・さらに進んで再び広場が登場すると右側に送電線巡視路の標識が登場。右手の斜面には巨大な送電鉄塔が立っている。送電線のルートからしておそらくこの巡視路は597.6m三角点峰西側の590m峰へと続いていると予想されるが、往路は林道でそのピークを巻いて直接山頂へ直接登る計画だ。

・巡視路入口より先はさらに草ぼうぼうの度合いがアップし完全に廃林道化していた。ズボンのあちこちに草の種が貼りつくが今回はダニはいなかった。というか時期的にもうダニはおしまいだろう。

・林道は地形図に記載された終点よりも先に斜面をトラバースするように延びていて、林道終点があると思って読図していなかったので現在地が分からなくなった。でもおよそ山頂の北側だろうと適当な斜面に取り付くことにした。幸い藪はほとんど見られない。

・小尾根に乗ると自然林に変わるが相変わらず歩きやすい植生が続く。ようやく周囲が明るくなってライト不要に。送電鉄塔の位置からしてこのまま尾根を詰めれば597.6m三角点峰に出るようだ。しかし登り切った最初のピークには三角点は無く、樹林越しの西側にもっと高いピークが見えている。ここで地形図を開くとどうも三角点峰北東の570mに出たようだ。廃林道から斜面に取り付いた尾根が1本違っただけだが余分なピークを登ってしまった。まあ、地形図に記載が無い廃林道で現在位置が分からなくなったので仕方ないが。

・気を取り直して597.6m三角点峰へ向かう。ピークが接近するとそれまでの背の高い発達した落葉樹が無くなって一度伐採された後のような細い灌木が目立つようにある。藪漕ぎというほどではないが、それまでのようにすっきりと歩ける植生ではない。

・登り切った平坦なピークが597.6m三角点峰だった。三角点はあるが山頂標識は無し。地形図記載の山ではないので山頂標識が無くとも不思議ではない。石仏がぽつんと1つ。山頂付近は背の高い発達した木は無いので頭上は開けて明るいが、灌木で展望は無い。

・帰りは隣の590m峰から送電線巡視路を経由して往路で見た林道脇の巡視路入口へと向かうことにした。多少のアップダウンがあって体力的には無駄が多いが廃林道の草薮は回避できる。

・平坦な山頂なのと灌木藪で尾根の続きが見えず方位磁石で方向を確認して灌木を分けて進むとすぐに藪が消えて歩きやすい顕著な尾根に乗る。これが関東における標準的な植生だ。僅かに下って僅かに登り返すと樹林の隙間から巨大な送電鉄塔が見えてきた。鉄塔は正確なピークより僅かに西にずれた場所にあり、予想通り巡視路に合流。東京電力らしく1級の登山道並みだ。

・地形図では送電線は1本だけのはずだが、現場では接近して2本走っていた。どちらか一方は新設されたのだろうか。グーグルアースで確認したらどちらも同じ変電所間を繋いでいて、全区間でほぼ並行していた。巡視路は590m峰の東を巻いて次の送電鉄塔の根元を通って林道へと達していた。

・残りの林道を歩いて駐車箇所に戻った。


・今回登った597.6m三角点峰が日本山名事典の観音山とは位置が異なると発覚したのは帰宅後に山名の読み方を確認するため日本山名事典で調べた時だ。山名事典での標高が540mとなっていて最初は誤植かと思って事典に記載された緯度経度をPC画面の地形図上にプロットしたら、今回登ったピークの南側にある岩マークに囲まれたピークであった。そういえば下山してから車での帰り道の途中で道端に行政で立てた「観音山」の案内標識を見かけて、ここで案内があるくらいだから山頂に標識が無いのはどうしてだろう?と不思議に思ったのだが、その理由がこれであった。日本山名事典の観音山の位置は地元で観音山と呼ばれているピークを正しく示していると思う。近々、リベンジしに行こうと思う(翌週に無事に登ることができた)。

 

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